30 KWまでの超高出力に対応した次世代COHERENTレーザ切断ヘッド

BIMO-FSC3シリーズは、最大50 mmの厚みの金属シートを切断し、優れた稼働率と信頼性を実現します。

2022年10月24日、Coherent

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新シリーズCoherent BIMO-FSC3レーザ切断ヘッドは、自動車、白物家電、エネルギーなどの製造業において最も重要な、新たな生産トレンドに対応します。 トレンドの重要な特徴の1つは、出力が数十キロワットに達する超高出力産業用ファイバーレーザの使用の増加です。 これにより、最大50 mmまでの厚みの軟鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属シートを、より高速で切断することが可能になりました。

新型BIMO-FSC3切断ヘッドは、以下のようなニーズに対応しています:

  • BIMO-FSC3-Z-HPは、最大30 kWのレーザ出力で稼働するように設計されており、高さ検知機能と大きな焦点深度を備えています。 これらの特長により、基板寸法に大きなばらつきがある場合でも、高い切断品質を保ち、非常に大きな金属シート全体で一貫性を維持しながら、厚みある資材を高速切断できます。 さらに、リングモードレーザを含む、ほぼすべてのファイバーレーザと互換性を持つ0.15 NAの余裕ある入力を装備しています。 BIMO-FSC3-Z-HPは、センサーと内蔵インテリジェンスを活用し、稼働中の状態を継続的に監視することで、稼働率を最大化させます。 フィールドサービスや交換可能な光学系モジュールを搭載し、メンテナンスによるダウンタイムを大幅に削減することも可能です。
  • 新バージョンのBIMO-FSC3およびBIMO-FSC3-Lは、最大出力20 kWに対応しています。 BIMO-FSC3(0.125 NA)は、倍率と焦点面位置の独立した調整をモーターで最速に実施することができます。 BIMO-FSC3-Lは、同様の機能をより大きな0.18 NAで提供し、リングモードレーザとの使用に最適です。
  • BIMO-FSC3-Zの2つの新バージョン(0.125 NAおよび0.17 NA)は、最大12 kWのレーザ出力に対応しています。 これらのヘッドは、Z軸の機能のみを提供し、複雑さを軽減して、迅速な統合を実現します。

すべてのBIMO-FSC3切断ヘッドは、いずれも過酷な環境下で性能を発揮するIP-65認証を取得しており、過去数十年にわたって体系的に進化してきた現場で実証された設計に基づいています。 この蓄積された経験をもとにCoherentは、性能、信頼性、保守性、ユーザーフレンドリーな操作性を独自に組み合わせた切断ヘッドを設計、製造しています。

詳しくはBIMO-FSC3切断ヘッドをご覧ください。